シモダ
今回はコースマネージメントについてです。
アマチュアゴルファーの方が確実にスコアアップのためには何が必要かについて踏み込んで考えてみましょう
それは勉強したいです。
Dr.ヒツモト
シモダ
まずスコアを縮めるためにいちばん必要なものは何だと思いますか?
それはやはりアプローチとパターですかね。
Dr.ヒツモト
シモダ
なるほど。
それはたしかに大事ですよね。
違いますか?
Dr.ヒツモト
シモダ
いや、間違いではないですよ。
この問題はその人のレベルに合わせて考える必要があるのでそこを順番に考えていきましょう。
アマチュアゴルファーが
90を切るために必要なこと
シモダ
まずは90以下のスコアで回るため大事なポイントは先程の答えのとおりアプローチとパターだと思います。
やはりそうですか!
Dr.ヒツモト
シモダ
単純に考えて34パットでラウンドした場合100を切るにはショットを65回、90を切るなら55回打てるわけですから、そのショット数なら余程飛距離が出ないという方は別として少し練習すれば誰でも可能な数字ですよね。
その計算だと1ホール3打でグリーンに乗せれば90を切れるわけですね。
Dr.ヒツモト
シモダ
そうです。
まあボギーオンということですよね。
しかし、34パットは難しい感じがしますね。
Dr.ヒツモト
シモダ
全ホール2パットで36パットですから、1パットが2回必要です。
しかもそれは3パットなしでの話ですからね。
Dr.ヒツモト
シモダ
そうですよね。
仮に3パットしたとして1パットを増やさなければいけません。
だから3パットしない技術と寄せワンを取るアプローチ技術の2つが必要ですよね。
つまりアプローチとパターがいちばん大事ということですね。
Dr.ヒツモト
シモダ
はい。
アプローチを寄せてパットを入れるという2つをセットで考えて常に34パット以内でラウンドできるようになれば安定して80台で回れる可能性が高くなります。
90を切るということを考えた場合は常にパター数を意識してその数字を少なくするようなマネージメントを覚えることが重要となります。
70台を出すために
必要なこととは?
シモダ
ではもっと良いスコア。
つまり70台を出すために最も必要なことは何だと思いますか?
う~ん。
何でしょう?
ドライバーの飛距離ですかね。
Dr.ヒツモト
シモダ
細かく言うとそれも大事ですが、この場合はもっと抽象的に考えた方がいいですね。
そうなると思いつきませんね。
Dr.ヒツモト
シモダ
安定して70台を出すために必要なこと。
その答えはパーオン率を上げることです。
パーオン率ですか?
Dr.ヒツモト
シモダ
そうです。
パーオンするホールの数を増やすことです。
たしかにパーオンすればパーを取れる確率は上がりますが。
Dr.ヒツモト
シモダ
たまに70台後半を出すくらいならアプローチとパターがかなり上手くなればいけますが、いつも安定して70台とかまたはアンダーを出すとなればパーオン率を上げるしかありません。
そのためには最低18ホール中12ホールはパーオンさせたいですね。
半分以上かぁ。
けっこう厳しいな(笑)
けっこう厳しいな(笑)
Dr.ヒツモト
シモダ
そうですね。
ドライバーの飛距離とアイアンの正確性の両方が必要になりますから。
安定して70台でラウンドするためにはパーオン率を上げることがいちばん重要なポイントとなります。
パーオン率を上げるために
大事なこととは?
もちろん技術的な問題がいちばんなのでしょうが、マネージメントで考えた場合パーオン率を上げるためにはどういう考え方をすればいいのでしょう?
Dr.ヒツモト
シモダ
ボールのライや風の読み等いろいろありますが、特に大事なのが距離の計算がですね。
距離をしっかり把握して打つということですか?
Dr.ヒツモト
シモダ
それもありますがその距離に対してのクラブ選択が重要です。
というと?
Dr.ヒツモト
シモダ
つまり、ミート率の良いプロと違ってアマチュアの方の場合は多少のミスをしてもピンまで届くクラブで打つことが大事ということです。
大きめのクラブで打つということですね。
Dr.ヒツモト
シモダ
はい。
アマチュアの方のミスを見ていると圧倒的にピンまで打てないショートのミスが多いです。
アマチュアの方のミスを見ていると圧倒的にピンまで打てないショートのミスが多いです。
たしかにショートは多いですね。
Dr.ヒツモト
シモダ
ギリギリのクラブで打つからそうなるわけで常にピンハイを狙って打てば当たりが薄くてショートしてもグリーンには届いてくれますから。
つまりピンより奥目の距離で打てばいいわけですね。
Dr.ヒツモト
シモダ
仮に大きめのクラブでナイスショットが出てもピンが奥に切っているとき以外はグリーンを大オーバーする確率は少ないですよ。
なるほど。
Dr.ヒツモト
シモダ
考え方次第でスコアは変わってきますので、ぜひ今回の話を参考にして自分なりのスコアアップ法を考えてみるのも楽しいかとおもいます。
はい。
これからは自分のレベルに合わせたマネージメントを考えながらラウンドしたいと思います。
Dr.ヒツモト