スイングIQを上げることでゴルフの楽しさが広がる

スイングIQとは簡単に言うとスイングを考える力のことです。

そのスイングIQを上げるということは、一段階上のレベルでの知識のフレームを作り上げるということです。

このスイングIQが高くなることによるメリットは数多くあります。

  • 無駄な練習をしなくなる
  • 効率良く上達できる
  • スイングで悩まなくなる
  • ミート率が上がる
  • 飛距離が伸びる
  • スイングが綺麗になる
  • 多くの情報の中から自分に合ったものを取捨選択できるようになる
  • 今までとは違った視点でプロの試合が観れるようになる

など

スイングだけではなく、今までのゴルフ観を大きく変えてより深くゴルフを楽しむことができようになります。

スイングIQの高め方

ステップ1
スイングを観る

ではどうすればスイングIQを高めることができるかについて解説します。

動きが観えると知識レベルが上がる

スイングIQを高めるには順序があります。

まずはプロレベルの良いスイングをしっかり観察するということが大事な最初のステップとなります。

これはアマチュアの方のスイングでも良いですが、結果が出せるスイングといえばやはり当然それを仕事にしているプロゴルファーのスイングを観るのがおすすめです。

プロのスイングを観ることでスイングの部分的な動きと動きの繋がりによってできあがる全体像を把握していきます。

様々な選手達のアドレスの姿勢やバックスイングの上げ方、切り返しの動きやフォローへの振り抜きからフィニッシュの収め方など、各動きを細かく観ることでスイングが観える目を養っていきます。

この「動きが観えるレベル」と「知識のレベル」とはワンセットだと考えてください。

細かな動きが観えることでレベルの高いスイングの知識が得られますし、また逆にその得られた知識によって更にスイングを観る目のレベルも上がっていきます。

固定観念を捨てることが大事

ここで重要なポイントが、今まである知識はなるべく使わないでスイングをありのまま観るということです。

「雑誌にこう書いていたからおそらくプロはみんなそういうスイングをしているだろう」

とか

「自分がレッスンで聞いた動きを当然プロはみんなしているだろう」

というような、外部からの情報は自分でも気づかないうちに強い固定観念になっています。

その固定観念は観る目を狂わせてしまう可能性が高くなります。

今までの自分の持っている知識を一度忘れて素直にあるがままに目の前の動きを観るようにしましょう。

スイングは一瞬の動きなので最初はよく観えない部分も多いとは思いますが、観ることに慣れてくると必ず細かな動きまで観えるようになってきます。

スイングIQを上げるためには、固定観念を捨ててスイングが俯瞰的に観える目を作ることが最初のステップとなります。

 

ステップ2
動きの共通点をみつける

動きが観えるようになってきたら、次に各選手達のスイングの中の共通点を探していきます。

この作業はより深くスイング中の動きを観察する力がつくため、スイングIQを上げるのに大変効果的です。

また多くの選手の共通の動きということは、その動きが結果が出せるスイングの重要ポイントであると考えられます。

ステップ2では多くの選手達のスイングの共通の動きを探してみましょう。

 

ステップ3
自分の練習に取り入れる

ステップ3ではステップ2でみつけたスイングの重要ポイントを実際に自分のスイングに取り入れていきます。

まずは素振りや練習場で動きをひとつずつ試してみましょう。

自分の身体を使って動きを行うことで、更に様々な発見があるはずです。

そして、その動きが結果に対してどういう影響を与えるのかを考えながら全体の流れと擦り合わせていきます。

その中で必ず「上手くいく動き」と「上手くいかない動き」が出てくるはずです。

そこは常にその原因を考えながら検証練習を続けてください。

この考える作業こそが、スイングIQを上げるための一番大事な作業となります。

考えながら練習していくうちに段々と部分的な動きと結果との関係性が見えてくるはずです。

そこはある程度時間がかかりますので、あまり目先の結果にこだわらず楽しみながら検証練習を行ってください。

自分でみつけた重要ポイントを実際の練習で試しながらスイングを考える力を身に付けていきましょう。

 

まとめ

この「観察→発見→実験」の3ステップを繰り返していくと必ずスイングを考える力が磨かれてきます。

このスイングを考える力がアップすることでゴルフがシンプルなものとなり、上達のスピードも早くなります。

ぜひこのスイングIQを上げるという考え方をゴルフの楽しみ方のひとつに加えてみることをおすすめします。

 

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