多くのゴルファーの方が、力みながらスイングをしています。
特にコースでは、その力みは大きくなってしまいます。
誰しも力んで良いことは何もないと頭では分かっているはずです。
しかし、ほとんどのゴルファーの方がこの力みを解消することができていません。
今回は、この力みの問題をメンタルと技術の両方から分析してみたいと思います。
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なぜ力むのか?
心理的な要因を考える
私が考える力みの心理的な要因は次の2つです。
力みを生む心理的要因1
ミスを恐れて力む
ひとつ目は過去の失敗を思い出して、もう同じようなミスショットはしたくないと強く思うことで力みが生まれます。
人間の脳というのは、成功した記憶よりも失敗したときの記憶を優先的に思い出すようにできているそうです。
そういう意味では、ゴルファーがショットの前に失敗を考えてしまうのは本能的に自然な現象なのでしょう。
しかし、そういう精神状態ではミスをする確率を上げてしまいます。
そうならないためには、ミスはすぐに忘れて次のショットに集中する気持ちの切り替えが必要です。
過去の失敗はあくまでも過去のもので、これから打つショットには何の影響もないものと考えましょう。
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力みを生む心理的要因2
良いショットを打とうとする意識が強くて力む
ふたつ目は会心のショットを求めるあまり力んでしまう場合です。
練習の成果を出したいとか、同伴プレーヤーに良いショットを見せたいという思いからついつい力んでしまう。
これもよくあるパターンです。
その気持ちは分かりますが、欲張り過ぎは力みの元です。
練習場では常にフィニッシュが止まれる範囲のバランス良い振り方を心掛けましょう。
また、コースでは練習場での満足がいくショットの70%程の内容のショットが打てれば上出来と考えて力みを防ぎましょう。
自分の実力以上のショットをしようと欲張ってしまうと必ず力んでしまいます。何事も腹八分の精神で。
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技術的な力みを考える
力みを生むいちばんの原因とは?
私はまず左手の小指に力が入ることが全体的な力みに繋がっていると考えています。
左手小指の握り過ぎは左腕を硬直させ、それが身体の全体的な力みに繋がります。
左腕の力みをとる練習法
力みの元である左手小指を外すことで左腕全体の力みを消すことができます。
小指を握らないことで全体的な力みの始まりである左腕の力みが防げます。
まずは50ヤード位のアプローチショットから始めて段々と大きなショットに移行していく練習をおすすめします。
まとめ
コースでは、実力以上のショットを求めないで打つのが心理的な力み防ぐ方法です。
また、練習場ではスイングバランスを考えて左腕に力を入れない練習をすることが大事です。