認知的不調和とは?
認知的不調和とは理想と現実との間に生まれる違和感のことです。
この認知的不協和を感じることが人間が行動を起こす原動力となります。
例えば自分のなりたい理想の体型があったとします。
しかし、今の自分がその理想の体型とは大きくかけ離れていた場合、なりたい自分と今の自分との間に強い心理的な違和感が生まれます。
「自分はこうなりたい!」という違和感へのストレスで自分の理想の体型に向かってダイエットや筋トレなどの行動を引き起こすパワーが生まれます。
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理想と現状との差が大きいほど
認知的不協和も大きくなる
認知的不協和は自分が想い描く理想と現状との差が大きいほど強くなります。
これも理想の体型で考えた場合、今の体重よりも数キロのダイエットよりも体脂肪10%以下の格闘家のような体型のなりたいと思った方がより強い現状との違和感を感じるでしょう。
ゴルフで考えても今現在100前後のスコアでラウンドしている人が「常に100を切りたい」という目標を持つよりも「常に80台前半で回る」という目標設定にした方が強い認知的不協和を感じるようになります。
強い認知的不協和を感じるほど自分を変えたいというパワーも強くなるので、必然的にその目標に向かう行動力も上がります。
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目標を決めるから
認知的不調和が生まれる
この認知的不調和という違和感を感じるために一番大事なのが目標を決めるということです。
強い認知的不協和を感じて行動力を上げるためには、先程お話ししたように自分の中では少し大きいかなと思うくらいの目標設定が必要となります。
ゴルフで言うと今の平均スコアよりも5打縮めるという目標よりも15打以上縮めるという方が良いわけです。
また、設定した目標のレベルによって技術やメンタル、それにコースマネージメントなどのすべてにおいて考え方や取り組み方が全く違ってきますので上達のスピードも早くなります。
ということで、今のレベルに関係なく短期間で一気にゴルフが上達したいという肩は高い目標を設定をして強い認知的不協和を引き出すことをおすすめします。
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まとめ
- 認知的不調和とは理想と現実との間に生まれる違和感のこと。
- 認知的不調和を感じることによって目標を達成するための行動を引き起こすパワーが生まれる。
- 高い目標を設定するほど認知的不協和は強くなる。