ゴルフ人口が激減している現代において、これからゴルフを始める人を増やすということはもちろん大事なことです。
しかし、それ以上に今現在ゴルフを楽しんでいる人達に生涯スポーツであるゴルフを長く続けてもらうというのはゴルフ界の大きなテーマのひとつです。
そのためには、元気で活動的なシニア層のゴルファーの方が増えるということが重要です。
また21世紀は医療やテクノロジーの進化によって、シニアの方が元気で活動的なのは当たり前でそれ以上に更に進化できる時代が来ていると思います。
大人こそスイングを常に良いものに変えていくべき
年齢に関係なくゴルフを楽しむためには目標が必要です。
そして、目標を決めるということが長くゴルフを続ける秘訣でもあります。
そこで、どういう目標を立てるかが大事なポイントになります。
ベストスコアを更新する。
今よりもっと飛距離を伸ばす。
ライバルに常にスコアで勝つ。
など、人それぞれ様々な目標の決め方があると思います。
もちろんそれはそれで本人が良いと思うものであるなら否定はしません。
しかし、私は大人こそもっともっと抽象度の高い目標設定をするべきだと考えています。
それはやはりスイングでゴルフをするということです。
現代のシニアゴルファーの方というのは良いスイング作りの環境に恵まれています。
なぜなら、今のシニアゴルファーの方は体力もあり時間的な余裕もあるからです。
後は本人の意識次第で、その気になればいくらでも良いスイングが作れます。
そいういう環境にいるわけですからそれを活かさない手はありません。
もう自分は歳だからとあきらめている方も多いでしょうが決してそんなことはありません。
スイングは何歳になっても良くすることが可能です。
スイングを良くすることによるメリットは沢山ありますが、中でも特に大きなものは次の2つです。
大人がスイングを良くするメリットとは?
良いスイングを作るメリット1
良いスイングは怪我をする確率が少ない
やりたい気力と時間が十分にあっても身体のどこかを痛めてしまっては練習もラウンドもできません。
仮にそういう状態で無理にゴルフをしても、それはまったく楽しくないでしょう。
そうならないためには、まずは怪我をしないということを1番に考えなければなりません。
これにはやはりスイングが大事です。
身体の柔軟性がある子供や若い人なら多少の無理な動きをしても大きな怪我になる確率は少ないでしょう。
しかし、身体が硬くなっている年齢の場合はそうはいきません。
練習場では最低50球以上、多い方では200以上、あるいはもっと沢山のボールを打つ方もいらっしゃると思います。
少ない回数のスイングであれば問題はないでしょうが、そうやって何度も繰り返し身体に無理のかかる動きを続けていると必ず怪我に繋がります。
怪我なくゴルフを続けるためには、身体に無理のないスイングを身に付ける必要があります。
身体に無理なく怪我をしないというのが良いスイングの条件のひとつです。
身体が硬くなってきているシニアゴルファーの方こそ良いスイング作りを目指すべきです。
良いスイングを作るメリット2
スイング年齢を若々しくすることに大人にしか味わえない喜びがある
スイングというのは、理論をしっかり理解できれば年齢に関係なく良くすることが可能です。
これは真実です。
写真の男性は私が長年レッスンをしている方で70歳を超える年齢ですが、とてもそうは見えない若々しいスイングをしています。
そして、そのスイングは年々良い動きになってきています。
この方の例から見ても、私が推奨している21世紀型スイングはなにもジュニアゴルファーだけがやれるスイングではありません。
まさにこれはシニアの方にこそ実践してもらいたいスイングです。
また、そうやってスイング年齢を若くするということがゴルフを楽しくする秘訣でもあります。
若いスイング作りにチャレンジすることが大人にしかできないゴルフをやるうえでの喜びのひとつと言えるのではないでしょうか。
21世紀はシニアゴルファーも進化する時代になる
年齢に関係なく、世界基準のスイング作りを目指すという抽象度の高い目標設定が、ゴルフを楽しく続けるための高いモチベーションを生み出す
21世紀になってからは、テクノロジーの進化よって世界の最新の情報がリアルタイムで手に入るようになりました。
また、それに伴い世界のスイング理論はどんどん進化してきています。
それらの恩恵を受けるのは若いゴルファーだけではないはずです。
今はまさにシニアゴルファーの方が進化できる時代がきているのです。
その時代の波に乗るためには、シニアゴルファーの方こそ良いスイングでゴルフをするということにこだわる必要があります。
もっと言えば環境に恵まれているシニアゴルファーの方こそ世界基準のスイングを目指すべきです。
そして、そういうスイングを作ることは決して不可能なことではありません。
プロと同じ飛距離やスコアは無理でも、スイングを限りなくプロに近づけるということは可能です。
また、そういう高峰を目指すことが心身共に健康で長くゴルフを楽しむための強いモチベーションを生み出すことになるはずです。