レッスンプロに未来はあるのか?これからのゴルフレッスンについて考える

どうなる?
未来のゴルフレッスン

テクノロジーがレッスンを変える

スイング理論は必要なくなる 

最近はテクノロジーの進化によってゴルフのレッスンも劇的に変化していますよね。

スイング中の身体の動きや重心の流れ、またクラブの動きまでが細かく可視化されて自分のスイングが「見える」「分かる」という時代になってきました。

また、コースに行かなくても打った球筋が正確に分析できるようになり、自分に合ったクラブ選びも科学的に行えるようになりました。

もっと身近で言えば、スマホのカメラの進化で誰でも簡単に自分のスイングがスローで確認できるようになったことも数年前までは考えられなかったくらい凄いことですよね。

当然、この流れはこれからもっと加速していくでしょう。

私は最終的には理想的な身体の動きが覚えられる服(全身タイツ)なんかが開発されるんじゃないかと予想しています。

それを着ると勝手に良い動きにサポートしてくれて、誰でもプロのようなスイングができてしまうというような。

そして、その動きを数多く繰り返すことで脳が動きの回路を作ってしまって、服を着なくても良いスイングが身に付いてしまう。

冗談ではなく、近い将来そんな時代が来るのではないでしょうか。

そうなると、器具を使って直感的に身体(脳)に動きを覚えさせることが練習のメインになって、細かなスイング理論というものは必要なくなりますよね。

誰でも理想のスイングが
簡単に作れる時代が来る

まあ、たとえ服ではなく違った形でも、これからのレッスンというのは最新の技術を使ってどうやって脳に身体が正しく動く回路を作るかというような流れになるはずです。

つまり「テクノロジー」と「脳」

この2つがゴルフレッスンの大きなポイントになってくるはずです。

そして、その研究が進んでいく未来では誰でもその気になれば普通にプロのようなスイングでゴルフを楽しめる時代がやって来ると思います。

レッスンプロは不要な時代に

そうなると、将来的には今までのようなアナログ的にゴルフのスイングを教えるという仕事をする人は圧倒的に減るでしょう。

それどころか、もしかしたらレッスンプロという仕事自体が無くなる可能性も十分にあり得ます。

そういう意味で、私も含めて今現在レッスンを仕事としている人は、これから先もレッスンで生活しようと思っているなら機械には真似できないスキルを身に付けておくことが絶対に必要な時代になるでしょう。

 

未来のレッスンプロ
に必要なスキルとは

心地よいコミュニティ作りが
レッスンプロの大事な役割

では、機械に真似できないスキルとは何か?

私はその大きなテーマのひとつとなるのがコミュニティ作りだと考えています。

仏教の縁起という言葉が意味するように、人間は繋がりの中で生きている生き物です。

多くの人は常に自分にとって心地よい繋がりを求めています。

そして、その心地よいコミュニティを作るということは人間にしかできません。

事実、私が運営しているスタジオや東京でのレッスン会でもコミュニティに溶け込んでそれを楽しんでいる方は長くレッスンを続けておられます。

その繋がりの中で練習の時間や課題などの様々なものを共有、共感する場を提供することが未来のゴルフレッスンに求められている大きなテーマだと思います。

しかし、
自分は技術を追求する

なるべく楽して上手くなりたいと思っているアマチュアゴルファーの方は多いわけで、そのために活用できる新しい技術はどんどん使って日本のゴルファーがレベルアップすることは素晴らしいことです。

また、テクノロジーの進化がゴルフというスポーツの参入障壁である「難しさ」という壁を低くできればゴルフを始めようかという方も増えるかもしれないわけでそれは大変喜ばしいことです。

とはいえ、自分がそういう時代になってスイング理論を考えることをやめるかと言えばそれはNOです。

なぜなら、技術を考えることが楽しく、面白いからです。

自分の場合は、加速する時代の中で最新技術とアナログな理論追求をバランス良く融合した新しいレッスンのやり方を考えて、そこに価値を感じてくれる人が集まるコミュニティが作れたら最高かなと思っています。

まとめ

少し極端な話になりましたが、テクノロジーの進化で世界が大きく変わろうとしている現在において、あながち的外れであり得ない話ではないはずです。

近い将来、今ある仕事の半分を機械がやるようになると言われています。

ゴルフレッスン業界も自分の生き残る道を考える時が確実にきています。

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