以前、練習の目的は良いスイングを作ることだというお話をしました。
実はそれとは別に練習にはもうひとつの大事な目的があります。
今回はその目的について考えてみたいと思います。
技術の向上以外の練習の目的とは
まず先に自信をつけることで
好結果が生まれる
技術の向上以外の練習の目的、それは自信をつけることです。
通常は良い結果が出るとその結果によって後から自信がつくと考えられています。
もちろんそれも間違いではないでしょう。
しかし、練習の成果を早く好結果に結びつけるためには実はそれとは逆の考え方が重要になってきます。
その逆とはつまり自信がつくから良い結果が出せるという考え方です。
この自信から結果へという流れの現象は子どもを教えているとよく目にします。
子どもの場合は練習でスイングが良くなったと褒めたり、実際にボールによく当たるようになると一気に自信を持ち始めます。
そして、その自信をどんどん高めていくことで短期間でコースでも良い結果を出せるようになります。
まさに自信から結果への流れが上達を早めているわけです。
大人は思い込みによって
自信をなくしている
いっぽう大人はなかなかこの自信から結果へのサイクルが作れません。
その大きな原因のひとつが思い込みの強さにあると思います。
大人の場合、練習場で調子が良いときでも
「今はできてもコースでは簡単にできるものじゃない」
と無意識に思い込んでいる人が多くいます。
過去の失敗が現在の調子の良さも幻にしてしまうわけです。
そうなるとその練習場の調子をコースに持っていけないどころか次の練習でもせっかく掴んだ技術や調子の良さを消してしまうことになりかねません。
それだけ人間の無意識の思い込みの力は強いものです。
思い込みを消して短期間で上達するために常に自信→結果のサイクルを意識する
自信から結果へのサイクルを作るには練習では良い技術を覚えて終わりではなく、そこに必ず自信をつける作業をセットにする必要があります。
その作業とは単純に自分を褒めることです。
あまり考え過ぎずやりたい動きができたときには、
「この動きができてる自分はなかなかセンスがあるな」
とか
「前回できなかった動きを覚えた自分は凄いな」
というように必ず心の中で自分を褒めることを習慣づけることがとても大事です。
この技術と自信をセットにする作業を続けていると段々と過去の失敗によるネガティブな思い込みが薄れてきます。
そうなると必ず短期間で練習の成果をコースで出せるようになりますので、練習では常にサイクルを意識することを強くおすすめします。
まとめ
- 自信から結果への流れを作ることで短期間での上達が可能となる。