今回はバックスイングの上げ方を簡単にする方法について解説します。
この記事の内容を動画でチェック!
こちらの動画ではこの記事の内容を詳しく解説しています。
バックスイングの役割とは?
バックスイングは良いスイングをするためにとても重要な動きです。
そのバックスイングについてより深くご理解頂くために、まずは私が考える良いスイングについて簡単にご説明したいと思います。
このブログでいつもお話ししているように、良いスイングとはミート率が高いスイングのことです。
そのミート率の良し悪しは、トップからダウンスイングへの切り返しの動きで決まります。
そのためバックスイングの大事な役割は、ミート率が良くなる切り返しの動きに上手く繋げる上げ方をするということです。
このバックスイングと切り返しの動きの関係性をはっきりさせることが、バックスイングの上げ方をシンプルにする最大のポイントになります。
バックスイングの大事な役割は良い切り返しの動きに繋がる上げ方をすることです。
ミート率が高いスイングの作り方
次に良い切り返しの動きとミート率の関係について解説します。
ミート率が悪くなる原因は、切り返しでクラブを立てること
ダウンスイングへのスタートである切り返しの動きを失敗してしまうと、その後のクラブの軌道も崩れることになります。
切り返しの動きの失敗とは、上げたクラブの軌道よりもクラブを立てて下ろしてしまう動きです。
この切り返しでクラブを立てる動きによる反動が、インパクトで手元が浮く動きに繋がります。
インパクトで手元が浮いた結果、ミート率が悪くなります。
切り返しでクラブを立てる反動でインパクトで手元が浮いてミート率が悪くなります。
またこの手元が浮く動きはダフりやトップ、スライスやフックなどの様々なミスショットの原因になります。
切り返しでクラブを倒すことで手元が浮かないインパクトが作られる
逆にミート率の良いスイングの場合は手元が浮く動きが抑えられ、アドレスとインパクトでのクラブの角度がほぼ変わらなくなります。
そのインパクトで手元を浮かさないために必要なのが、切り返しでクラブを倒す動きです。
切り返しでクラブが倒れることで、クラブヘッドがインサイド軌道のダウンスイングが作られます。
そのインサイド軌道のダウンスイングによって、自然に手元が浮かないインパクトが作られます。
切り返しでクラブを倒す動きによってインサイド軌道のダウンスイングが自然に作られます。
そのインサイド軌道のダウンスイングによって手元が浮かないミート率の良いインパクトが作られます。
バックスイングの上げ方を簡単にする具体的な方法
ではここからは、ミート率が高いスイングをするための具体的なクラブの上げ方について解説していきます。
バックスイングのクラブラインがボールと爪先の間を指すように上げる
切り返しでクラブを倒しやすくするためには、バックスイングでクラブを立てながら縦の軌道で上げることが大事なポイントになります。
このバックスイングでクラブを立てることによって、切り返しでクラブを倒す動きが簡単になります。
縦のクラブ軌道の目安は、グリップが肩の位置に上がったときのクラブラインがボールと爪先の間を指していることです。
動画を撮ることで簡単にチェックできますので、ぜひご自身のバックスイングを調べてみてください。
バックスイングでクラブを縦に上げることで切り返しでクラブを倒す動きが作りやすくなります。
クラブを縦に上げる方法
クラブを縦に上げるコツは2つあります。
ポイント1
右手首のコックを使う
まずひとつ目は右手の使い方です。
グリップが腰の位置に上がったところで、右手首を縦にコックします。。
この縦へのコックでクラブを簡単に立てることができます。
クラブを縦に上げるポイントは右手のコックの動きにあります。
ポイント2
骨盤を縦に動かす
ふたつ目は骨盤の動きです。
腰を横に回転ではなく、右のお尻を後ろに引くように骨盤を縦に捻ります。
この縦の捻りによって、アドレスで構えた骨盤の前傾がキープできます。
骨盤の前傾がキープできることで、クラブを縦に上げやすくなります。
骨盤を縦に捻ってアドレスの前傾をキープしながらバックスイングすることでクラブを縦に上げる動きが楽になります。
フラット軌道のバックスイングが絶対にダメなわけではない!
私のメソッドでは、クラブを縦に上げるバックスイングを推奨していますが、クラブを横に上げるフラット軌道のバックスイングが絶対にダメというわけではありません。
フラット軌道の注意点とは?
仮に下の写真のように、バックスイングでクラブを寝かせてフラット気味に上げた場合でも、切り返しでクラブを倒すことができれば問題はありません。
しかし、フラット軌道のバックスイングになればなる程に切り返しでクラブを倒す動きは難しくなります。
そういう意味でバックスイングをフラットな軌道で上げる場合は、切り返しの動きに十分な注意が必要です。
フラットなバックスイングでも切り返しでクラブを倒すことができれば、インパクトでの手元が浮く動きを抑えられるので問題ありません。
しかし、アマチュアゴルファーの方はフラット軌道のバックスイングでは切り返しでクラブを立てやすくなるので要注意です。
長さに関係なく
クラブは縦に上げる
「クラブが長くなっても同じように上げますか?」
最後にレッスン中によく出るこの質問にお答えします。
クラブが変わっても上げ方は同じ
もちろん切り返しでクラブを倒すことを考えると、答えは長いクラブでも同じように縦に上げるです。
ドライバーのような長いクラブでも、バックスイングのクラブラインがボールと爪先の間を指していることが大事です。
ドライバーのような長いクラブでもバックスイングの縦の軌道によって切り返しでクラブが後ろに倒しやすくなります。
その結果、クラブヘッドがインサイドから下りてくるミート率の高いスイングが作れます。
まとめ
・切り返しでクラブが倒しやすい軌道で上げるのが良いバックスイングの条件。
・クラブを縦の軌道で上げることで切り返しでクラブを倒す動きが簡単になる。