今回は連続写真や動画などでスイングを見るときのポイントについてのお話です。
対談記事にご協力頂いているのは
櫃本 真聿 さん
(ひつもと しんいち)
四国医療産業研究所 所長
講演会で日本全国を飛び回る超多忙な日々を送る傍ら、地元愛媛でラジオのパーソナリティーやテレビのコメンテーターとしてもマルチにご活躍中。コースになかなか行けないのが悩みのゴルフを愛するアベレージゴルファー。
認識でスイングの
見え方は変わる!
Dr.ヒツモト
自分なんかもそうだけど、プロのスイングを参考にしたくて連続写真や動画を見るときにいまいちどこをどう見て参考にしたらいいか分からず悩んでるゴルファーは多いと思うんですよ。
そうですよね。
どこにチェックポイントを置くかでゴルフのスイングって全然違った見え方になりますからね。
シモダ
Dr.ヒツモト
そうそう、私もコーチのレッスンを受けて自分の意識するポイントが理解できたら人のスイングが急にいろいろと見えるようになったという経験が多々ありますよ。
まさに、認識したものしか見ない人間の脳の特性ですね。
シモダ
Dr.ヒツモト
だからコーチがいつも言うように知識の数が大事なんですね。
まずしっかりと言語化された情報がないと根本的な動きは変えられませんから。
その先にその動きに感覚を付けることがほんとの意味で上達するということです。
シモダ
Dr.ヒツモト
まず先に感覚ありきじゃ調子が良くなってもすぐにダメになりますよね。
自分も昔はそういうことの繰り返しがよくあったな(笑)
今回はここは押さえていた方が良いというポイントについて解説していきたいと思いますので、お手伝いよろしくお願いします。
シモダ
Dr.ヒツモト
こちらこそ、自分にも大変参考になりそうなので楽しみです。
ゴルフスイングのチェック法①
アドレスでの大事な
チェックポイントとは?
Dr.ヒツモト
やはりアドレスって大事ですよね?
その後の動きに繋がりますから最初の構えは大事です。
しかし、ボールを打つ意識が強すぎてアドレスをおろそかにしているアマチュアゴルファーの方は多いですね。
シモダ
Dr.ヒツモト
それは耳が痛い(笑)では具体的なアドレスのチェックポイントはどこになるのでしょう?
大事なポイントが2つあって、ひとつは姿勢、そしてもうひとつは肩のラインがターゲットに平行になっているかです。
シモダ
肩、腰、膝、爪先のラインがターゲットになるべく飛行になるように構えましょう。
Dr.ヒツモト
それはコーチによく言われる。
自分もどうしても猫背で肩が右を向いてしまいますね。
そうですよね。
じつはこのふたつは絡んでいて姿勢が悪いと肩のラインも捻れやすくなってしまいます。
シモダ
Dr.ヒツモト
なるほど、それは分かる気がします。
背中の丸いアドレスに気を付けましょう。
それに猫背アドレスだとバックスイングでの上半身の捻転が甘くなりやすいというデメリットもあります。
シモダ
Dr.ヒツモト
それで自分はバックスイングでの身体の捻れが浅いんだ。
その浅さを補おうとして頭を上に伸び上がらせたり、手だけでクラブを上げてオーバースイングになってしまう方が多いですよね。
シモダ
アドレスの姿勢の悪さは変則的な
バックスイングやトップに繋がります。
Dr.ヒツモト
ではアドレスでは姿勢良く猫背にならないというのがまずは先決ということですね
そして次に身体のラインを揃えることです。
プロでもスタンスの向きは多少のオープンやクローズの選手もいますが、肩のラインがターゲットに平行のラインから外れている人はいません。
シモダ
Dr.ヒツモト
肩のラインですね。
それはどうすればチェックできますか?
ここはプロでも崩れやすいところなので、ほんとは常に飛球線後方から誰かに見てもらうのがベストですが、ひとりでチェックする場合はビデオを使うのが良いと思います。
シモダ
Dr.ヒツモト
今はスマホがあれば簡単に自分のスイングが撮れますからね。
そのときの要注意ポイントとして、必ず飛球線に対して正しくラインが見える真後ろの角度で撮影することをおすすめします。
シモダ
Dr.ヒツモト
たしかに斜めだとラインが分かりづらいですもんね。
ゴルフのスイングってデリケートなものなので、そういう細かさが凄く大事なんですよ。
シモダ
Dr.ヒツモト
わかるなぁ。
上手い人ほどそういうとこを細かくチェックしてますもんね。
上手い人ほどそういうとこを細かくチェックしてますもんね。
自分もこれから気を付けよう。
ぜひ、かっこよくて実用的なアドレスを作ってシングルプレーヤーを目指しましょう。
シモダ