ゴルフ上達のために知り合い方のアドバイスやゴルフ雑誌、レッスンDVD、またはYouTubeの動画などを参考にしながら試行錯誤を繰り返しながらスイングを改造した結果・・・・
失敗した。
逆に調子が悪くなった。
という
「スイングを変えなければ良かった。しかし、もう元にも戻せなくなった」状態のゴルファーの方は多いようです。
うちにもそういう状態で来られる方がよくいらっしゃいます。
最近もそんなお悩みの方が。
年齢は65歳の男性。
通称:Aさん
聞くところによるとAさんは一時はハンディキャップが10までいったのに、最近は100が切れないという状態が続いて、その不調の原因がわからず困っているとのこと。
実際のスイングを見せてもらうと、流石におかしな癖もなく綺麗に振れています。
しかし、ご本人曰く昔よりきっちりとフェースの芯に当たらないし、なぜか振り辛さを感じているとのこと。
>確かに一見上手く振っていますが、よく見ると窮屈そうなスイングしています。
一体この原因は何でしょう?
スイングを改造するときにも
忘れてはいけないポイントとは?
考えられるポイントはいくつかありますが、まず最初に疑うべきポイントがあります。
このブログの読者の方ならすでにピンと来ている人もいらっしゃるでしょう。
そう、答えは
自分の利き目に合った顔の動きをしているか?
まずはここを最優先で調べる必要があります。
さっそく調べてもらうとAさんの利き目は左。
しかし、スイング中に顔はまったく動かしていません。
少し前に友人に言われてそういうスイングに変えたということ。
私「それだとボールが見えなくないですか?」
A さん「そう言われると見えてませんね。」
私「左が利き目の人がバックスインの段階から顔を止めてしまうと、ボールが見え辛くなるんですよ。
しかも、ボールとの距離感も掴めなくなるので、当てようとしてアウトサイドイン軌道のスイングになるんです。」
A さん「そういえば、コースで時々かなりな引っ掛けボールが出ます。昔はなかったのに。」
私「そうなんですね。では、試しに顔を少し動かして左目でボールを見ながら打ってみてください。」
というやり取りの後実際に打ってもらうと、少し違和感はあるものの振りやすくなったとのこと。
私「 アウトサイドインに振る感じがなくなりましたね。」
A さん「ボールが見えるから安心感あります。」
私「 ですよね。利き目は大事です。」
球数に比例して段々と調子を上げるAさん
私「自分でスイングを変えて少し調子が悪くなったときに、お知り合いからの顔を止めてというアドバイスで完全に利き目に逆らったスイングになってしまったのが絶不調に陥った原因でしたね。」
A さん「この感じ久しぶりです」
私「とりあえず次のラウンドはこのポイントだけ注意して様子をみましょう。」
A さん「もっといろいろ聞きたいけどそうします。
あ、ひとつだけ、これは他のクラブでも同じですか?」
レッスンあるあるのお決まりの質問で1回目のレッスンは終了しました。
まとめ
スイングを変えるときは必ず利き目の問題もセットで考えるようにしましょう。
また、Aさんのように顔の動きを直接変えていない場合でも、どこかの動きを変えたことで利き目に逆らったスイングになってしまう可能性もありますので要注意です。